宮崎祥子さんは、ブランチ役で出演です。公式サイトの情報はこちらと、こちらとか。
2015年11月17日(火) 観てきました!音楽座ミュージカル『リトルプリンスU』京都公演
音楽座ミュージカル『リトルプリンスU』 京都公演、貴重な一般公演を観てきました!
主役の王子を演じた 宮崎祥子さん、 最高の王子だったと思います。
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とっても久しぶりの京都劇場でした。 京都駅もまるで変わっていました。
京都劇場のロビーに入ったら、なんだか見覚えのあるおじさんの姿が。 2000年ころ、福岡シティ劇場にいらした四季のスタッフさんでした。 15年前ですからその分の貫禄と風格を身につけてらっしゃいましたが、雰囲気はそのまま。 とっても懐かしかったです。
客席に入ったら、もう音楽が流れていました。 『リトルプリンス』のオープングに流れる、デキシーランド・ジャズ?みたいなの。
今回は舞台上にステージシートがありますから、緞帳は下りていません。 ですから、(どんなんだろう?)と興味津々だった舞台装置も、私が座った2階席から丸見えでした。 確かに、舞台から客席へ向かって張り出しています。 でも、ラボシアター公演でよく見る舞台が置いてあるだけなので、正直、拍子抜けしました。 もっと、花道 みたいなのが造ってあるのかと思ってたんです。
そうそう、ラボシアターの『リトルプリンスU』にはつきものの、飛行機のオブジェがありませんでした。 でも、その代わりのものは、ちゃんとありました。 (考えたな〜)と思いましたね。というか、新宿SPACE107公演のときは、私、気がつかないままで、今回初めて気がつきました(笑)。 何だと思います? ・・・ 書きませんよ、一般公演をお楽しみに。
その代わりのもの、って1階席から見たのでは、多分なかなか分からないと思います。 もし、この物語の流れをある程度ご存知で、ステージシートを予約できなかったなら、そのときは、1階席より2階席のほうがゼッタイオススメです。
さて、公演のほうはどうだったかと言いますと。
冒頭の、飛行士たちの詰所というか待合室みたいなところでの会話の場面がなくなっていました。 この場面は省略したけれど、1幕の、「君は・・・ワガママだ。」から始まる一連の部分はちゃんとありました。 いきなり「君」が出てくることになります。 この瞬間、頭の中で疑問符が逆立ちした人が少なからずいらしたでしょう。 でも、この一連の部分、音楽座ミュージカルが原作に重ねて乗せたい部分だと思うので、それをすっ飛ばすことはゼッタイないのでしょうね。
王子は、「羊の絵を描いてくれよ」 のセリフから始まります。 宮崎祥子さんの開口一番、幼い男の子の雰囲気たっぷりでした。 でも、蛇さんに噛まれて消えるまで、ほとんど舞台上に連続して出っ放しでセリフを言い、踊り、歌い続けても、どんな姿勢でもちゃんと聞こえるコトバ。 さすがです。 それに、今まで王子は何度もやってきたけれど、今までのどの公演よりも、鋭さ みたいなものを感じた王子でした。 ちょっと 孤高の人 のオーラというか片鱗が宿ってきたのかも、という気もしました。
ラボシアター公演の『リトルプリンス』は、1幕と2幕が分かれておらず、連続しています。 なので、王子が星々を旅している場面と、地球での場面の境目が分かりにくいです。 それぞれ「承」と「転」に属する部分なので、はっきり節目を区切ったほうがいいんじゃないか、と思いました。
でも、もともと休憩をはさんで2部構成3時間ものだった 音楽座ミュージカル『リトルプリンス』を、1部構成2時間ものに仕立て上げ直したところは素晴らしいですよね。 削ってはいけない部分はどこなのか、を考えた結果、伝えたいメッセージが明瞭になるんだと思います。 私が今回の公演を観て受け取ったメッセージは、「かけがえのない本当に大切なものはひとつしか持てない」 ということでした。
今回のラボシアター公演については、 音楽座ミュージカルの公式サイト のことを書いた この記事 もご覧くださいね。
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では、ここからは、昨日のうちに載せた、オマケの写真です。
まず1枚目。 公演プログラムの中の写真と、公演チラシを組み合わせてあしらってみました。 王子をお稽古中の宮崎祥子さんです。
2枚目。 数年ぶりに足を運んだ京都劇場でした。 終演後、京都駅に向かう途中、真正面にあったクリスマスツリーです。
2015年7月6日(月) 音楽座ミュージカル「ラブ・レター」観てきました
話は昨日の、7月5日(日)のことです。 名古屋まで日帰り遠征をして、音楽座ミュージカル『ラブ・レター』を観てきました。 宇部産タマネギが応援している、宮崎祥子さんが出演している作品です。
音楽座ミュージカル 『ラブ・レター』は、2年前の初演に続いて、今回が再演になります。 戸籍上だけの夫婦だった、一度も会ったことがなかった中国人妻・白蘭(美羽あさひさん・客演)が病死したという報せで亡き骸を引き取りにいく吾郎(広田勇二さん)周りのお話は原作から持ってきたもの。 それに、同じ時代の新宿で一生懸命に生きている人たちと、つい4年前の、東日本大震災で津波に見舞われた東北の海辺の町を組み合わせたところが音楽座ミュージカルの創作だと思いました。 前回と同じように1幕構成でした。 前回公演と何も変わってないそうです。 でも、再演ということもあるんでしょうが、私には、初演のときよりも物語がスッキリ流れているように思われました。
宮崎祥子さんは、今回も、ナオミ という準主役の役どころでした。 最初に、40歳すぎくらいの年齢で、物語の本編では20歳代前半、そして最後はもういちど最初の場面に戻るので、また40歳くらいの年齢で登場します。 今回見ていて、私には宮崎祥子さんが、どの場面でもいいお顔をしてらしたのが、とてもココロに残りました。 キレイとかかわいいとかじゃなくて、今まででイチバンの、俳優としていいお顔、だったと思いました。
下の写真は、今回の公演プログラムに載っていた写真を組み合わせたものです。 稽古場での宮崎祥子さんです。 舞台用のメークとかしてないけど、この写真でもなんだか、本番の舞台と同じように、いいお顔をしていてドキッとしました。 削り落とせるものをどんどん削り落として、そぎ落として、そこに残っている 「気の一途さ、鋭さ」みたいなものを感じません? 祥子さんご本人は、「この写真、誰かを睨みつけてるみたいで、あまり気に入ってないんです。」 とおっしゃってました。 私、宮崎祥子さんのファンだから、だいぶヒイキ目なんですかね(笑)。
音楽座ミュージカル 『ラブ・レター』の公演は、今度の週末前後の広島公演を残すだけになりました。 期間中の7月13日(月)は宮崎祥子さんのお誕生日です。 その前日の12日(日)は一般公演があります。 もしご都合許すようでしたら、応援に行ってあげてください。
2014年12月21日(日) 音楽座ミュージカル「メトロに乗って」 大阪公演
宇部産タマネギです。 1泊2日で大阪遠征してきました。 音楽座ミュージカル「メトロに乗って」です。
モチロン、宇部産タマネギのお姫様である 宮崎祥子さん がご出演だったからです。 10月から始まった公演でしたが、この土曜と日曜の大阪公演(計3公演)で大千秋楽でした。
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場所は、大阪城近くの「シアターBRAVA!」 です。 『ライオンキング』大阪公演の初演をやった劇場なので、何度となく足を運んだ方も多いのではないでしょうか。
最初の写真はロビーの様子、2つ目の写真は、2階にある上手と下手をつなぐ連絡通路みたいなところです。 昔はもっと広かったような気がするけど、って感じもします。
以下、本編をご覧になってない方には、さっぱり分からないと思うのですけどご容赦ください。
今回の宮崎祥子さん は、貞子(さだこ)という役でした。 とうとう70歳のおばあちゃんの役です。 でも、見た目や声はしっかり70歳に見えました。 そうは言っても、40歳くらいの場面もありました。 40歳でも70歳でも同じように着物を着てるんですが、 腰の曲がり具合が違います。 70歳では身体が2つに折れてて、自力では歩けそうにない感じですけど、40歳では背筋をほぼまっすぐにして、きっちり40歳と70歳を演じわけて登場されてました。
若い貞子も出てきました。 終戦直前の頃の、20歳くらいですかね。 赤紙が来て入営する若者のために、街で手ぬぐい(?)に千人針をお願いする女工さん役でした。 長い黒髪を三つ編みにして、もんぺみたいなのはいて、多分、ノーメークに近いお顔だったと思います。 でも、その貞子が送る若者は、貞子と同じ工場で働いていた職工さんというだけではなくて、 実は貞子が思いを寄せていた若者なんですよね。 ♪無事に帰って と歌っておりました。
電話の声だけで出演するところもありました。 その場面は、(この婆さんにそんな過去があったとは)と思わせる意外さと、登場人物たちと観客が知らなければならない、地下鉄事故の本当の原因に一気に導く、鋭さが大事な役どころでした。 複雑な人物相関の、影の原因のひとつを作ってた人物だったんです。
場面はもっと前のほうに戻りますけど、 「冷たい手..... 寒かったろう」 の場面では、セリフの行間に、息子に向かって心の中で一生懸命詫びていることが背中からよく伝わってきました。
それから、貞子ではない役もありました。 終戦後の闇市の場面です。 これはちょっと気がつかない方が多いと思います。 ナンバーで言うと、♪お見知りおきを〜マーケット の場面だと思うのですが、 上手の高いところで、丸いレンズのサングラス掛けて、一人で洗濯ものを干しながら踊ってる闇市ピープルも宮崎祥子さん でした。
ここからは、宮崎祥子さん から離れて、作品のことについて。
音楽座ミュージカル『メトロに乗って』は、オモテ向き、主人公は 信次(広田勇二さん) だと思います。 でも、進行係というか、客席を違和感なく物語りの世界に導く役目は 軽部みち子(客演の美羽あさひさん) のように思います。 ?「昨日のこと、調べてみましょうよ。あの、運転手さん」 この一言がなかったら、始まりません。 そして、地下鉄事故の本当の原因にたどり着いたあとで、それで終わってもよさそうなものですけど、終着駅まで2人が足を運んだのも みち子 です。 肝心なところで場面をつなぐのはみち子だったと思います。
今回、一番泣かされたのは、そのみち子役をおやりになった、客演の美羽あさひさん。 意外な真実を知ったときに、口が開いたままで固まってしまったり、声を押し殺して泣いている場面など、 本当にご本人の身の上に起こった出来事のようでした。
それから、 私、この作品は、以前に デジタルシネマ版の『メトロに乗って』ができたときに、有楽町の劇場で見たことがありました。 そのときは、みち子の 「お母さんとあの人と、はかりにかけてもいいですか?」 という言葉の意味がよく分からず、そのままになっていました。 でも、今回、ようやくちゃんとわかったと思います。 母親は、「好きになった人を幸せにしておやり。 親というものはね、自分の幸せを子どもに託したりはしないものよ」 そんな風に答えます。 それは、みち子自身がたどり着いていた答えと同じなんですが、「あの人を幸せにする」ということは、自らの命を絶つ、ということだったんです。
音楽座ミュージカル『メトロに乗って』、 原作と台本がしっかりしてるんだな、と思います。 だから、物語の中で時代が行ったりきたりして、そうしてながら、あちらこちらに、いろいろな謎解きのタネが埋め込まれていきます。 そういう準備があるから、2幕で一気にいろいろなことが明らかになっても、明らかになるたびに話がつながっていきます。 ちゃんと書けてない本では、ついていけなくなって、モヤモヤ感がどんどん膨らむのでしょう。 子供を連れて、コナンの映画を見にいくことがありますが、 私、後半の謎解きについていけません。 「それは主人公だから知ってるんちゃうの?」 と突っ込みいれたくなることしばしばです(笑)。
最後にオマケです。 マチソワ間にぶらぶらしていたら、シアターBRAVA!の2つ隣のビルの中で、クリスマスコンサートをやっていました。?2階から見た写真です。 左半分が演奏者側、右半分がお客さん側です。 演奏者のみなさん全員がサンタクロースの衣装なんです。 圧巻でした。 さすが大阪?
2013年12月18日(水) 音楽座ミュージカル「ラブ・レター」
先日、音楽座ミュージカル『ラブ・レター』を観てきました。 もちろん、私、宇部産タマネギが応援している 宮崎祥子さん が、ナオミ役 で出演しています。 今週末の、ホームタウン公演(町田公演)が大千秋楽なので、 それが終わるまえに感想を書かないと古新聞になっちゃいますね。
物語は、浅田次郎さんが原作の小説「ラブ・レター」なのですが、舞台で進むお話は原作の「ラブ・レター」を取り込んでしまう形で音楽座ミュージカルが新しく作ったものでした。 宮崎祥子さんが演じていた ナオミ の役は、私が予習のつもりで読んでいった原作の 「ラブ・レター」 には出てきません。 なので、その新しく作った部分のほうの役です。 予習の話は、以前に書いた、11月5日の記事 をどうぞ。
舞台の『ラブ・レター』を見るまえに予習をしておいてよかったです。 原作に出てこないストーリーは、音楽座ミュージカルが創作した部分というのがすぐに分かりましたから。
宮崎祥子さんが演じた ナオミ は、登場人物としては No.4 になると思います。 吾郎、白蘭(パイラン)、サトシ に続く4番目です。 吾郎と白蘭は原作に出てきます。 音楽座ミュージカルが新しく作った物語の登場人物が、サトシとナオミです。 で、この2人だけが、今と、18年前の昔の両方の時代に出てきてきます。 で、私が思うに、ナオミはのほうが、音楽座ミュージカルが新しく作った部分のストリーテラー(Story Teller)の役どころだと思いました。
で、いつも考えるのは、今回、音楽座ミュージカルが『ラブ・レター』の中に仕込みたかったメッセージは何だろう、ということです。 公演プログラムには、「死者が生者を励ます物語」と書いてあります。 確かにそれはそうだと思うんですが、私なりの言葉で書くと、ひとつには「意味があって生かされている」 ということじゃないかと思うんです。
そのほかの キーワード と呼べるじゃないかと思うものは、 ひとつは「自分の居場所」 です。 安心して帰って来れる場所 という意味でもいいし、自分が活躍できる場所 という意味でもいい。 ナオミにとっては、安食堂「亜茶古茶」がその場所だった。 宮崎祥子さんのナオミは、この安食堂で働いているときに、生活感があって、しかもとても生き生きとしてて、「自分の居場所」を大事にしてる感じがとってもよく伝わってきました。
それから、(あんなふうになりたい)(こんなことがしたい)という、「憧れ」の気持ちを持たせてくれる、お手本というか、道しるべというか、そういう目標にしたいものが大事 ということも、この作品の キーワード というか メッセージ じゃないかと思います。 心が折れないで頑張り続けていくには、「自分の居場所」と「道しるべ」みたいなものの両方が必要じゃないかと。
宮崎祥子さんのナオミは、「昔」と「今」の両方の時代に登場します。 「今」の時代の舞台は、津波に襲われた海沿いの町です。 ここで、「今」の時代のサトシとナオミは再会するのですけど、 私が思うには、「今」の時代のナオミは、本当はもう死んでるんじゃないでしょうか。 サトシに『今はもう死んでしまった人たちも、体という形はなくなってしまったけど、魂というか霊みたいなものは生き続けていて、実はいつでもあなたのことを見守っているんだよ』 ということに気づいてもらうために、ナオミが遣わされたんだと受け取りました。
ここまで書いたら、去年の秋に観た、『夏の終わりに』 という芝居を思い出しました。 ミュージカルでないですけど。 成瀬活雄さんが脚本を書かれた芝居でした。 同じようなことを取り上げてる芝居だったです。 (今年の12月に、渋谷でで再演されたと聞いています)
最後に、話がちょっと変わるんですけど、美羽あさひさんのこと。 今回、白蘭(パイラン)の役を、客演で、美羽あさひさんがやっておられました。 美羽あさひさんの白蘭は、原作を読んで感じたイメージにとっても近いものでした。 中国語訛りの日本語のようでもあるんですが、東北弁訛りの日本語っぽい感じが不思議と違和感ないんです(笑)。
で、手紙の中に、吾郎さん吾郎さん と何度も書いてあるんですが、それを声に出すとき、美羽あさひさんの声がとっても自然なんです。 なんでそんな自然なのか、その秘密を知ってしまいました。 あさひさんは吾郎(広田勇二さん)のことを、舞台ではもちろんですけど、舞台ウラでも「吾郎さん」と呼んでいたんです。 通路の突き当たりにいたとき、扉が開いたとき聞こえてしまいました。 その瞬間、なるほどな〜 と一人で大納得してしまいました。 きっと、この演目が終わったあとでも、「吾郎さん」って呼んでるような気がします。
そうそう、以前、劇団四季にいらした 上田 亮さん、放蕩バカ息子の役で、とってもいい味出してましたよ。
2013年10月1日(火) 宮崎祥子さん ダブル・キャストだぁー
音楽座ミュージカルの次回公演作品は、新作の 『音楽座ミュージカル ラブ・レター』 (原作:浅田次郎 集英社刊「鉄道員」所収「ラブ・レター」より) です。
その 稽古キャスト案 というものが、音楽座ミュージカルの公式サイトで発表になりました。
その記事は、こちら。
宇部産タマネギが応援している 宮崎祥子さん は、 ミミ役 に ダブル・キャストで入っています。 ダブル・キャストのもうひとりは 高野菜々さん。
よかった〜、とりあえず無事にご出演の予定のようで。 チケット、そこそこの枚数買っちゃったもんですから(笑)。 でも、ダブル・キャストということは、ウラが当たる日のほうが多いかもね(笑)。
その他のキャストを見てみますと、男性キャストに上田 亮さんという方がいらっしゃいます。 『マンマ・ミーア』などに出演してらした上田さん。 今は、音楽座ミュージカルのプレメンバーです。
音楽座ミュージカルの公式ブログにも、稽古キャスト発表の記事が出ています。 こちら です。 この記事では、宮崎祥子さんの写真が載ってます。
2013年6月16日(日) 音楽座ミュージカル『21C:マドモアゼル モーツァルト』
6月14日(金)、音楽座ミュージカル 『21C: マドモアゼル モーツァルト』 の東京公演が初日でした。 さっそく、その初日から見て来ました。 池袋の、新しくなった東京芸術劇場に行ったのは初めてです。
内容は、正直、難しかったです。 音楽座ミュージカルの『マドモアゼル モーツァルト』は、2バージョンありまして、今回の公演は 『21C:』 が頭につくほうの『21C: マドモアゼル モーツァルト』。 つかない『マドモアゼル モーツァルト』もあります。 この2つは、原作は同じですが、中身は別物です。 似ている台詞はありますが、歌はまるで違います。 登場人物も共通している人物が多いですが、片方にしか登場しない人物もいます。
さて、私自身は『21C:』でないほうの『マドモアゼル モーツァルト』を何年か前に見ているので、今回の話の流れはわかりますし、劇中劇が多いことにも私はついていけてるつもり。 余談ですけど、劇中劇のことを言うなら、『オペラ座の怪人』より多いかな。
話を元に戻して、公演パンフレットは、とっても便利な参考書です。 でも、説明があれこれ書いてるんですが、とても頭に入りきらないです。 あるいは、読まないでいきなり舞台を見た方はきっと頭の中がスパゲッティ状態だと思います。 実際、1幕が終わったあとの休憩では、客席でパンフレットを開いている方が多かったです。
私が思うには、今回の作品、モーツァルトの物語の上に、音楽座ミュージカルがかぶせたかった「主題」みたいなものがあるんです。そのせいで難しくなってると思います。 公演パンフレットには、「普遍的無意識」というキーワードが書いてあって、それを表現しているらしい演出も随所に出てくるんですが、私にはそのキーワードはちょっとピンを来ませんでした。 私が私なりに受け取った主題というかメッセージを言葉にするなら、「この世に生を受けた使命」、 「自分にやれることは何か、それをしっかり次の世代に伝承しよう」 こんなところです。
さて、私こと、宇部産タマネギがずっと応援している宮崎祥子さんは、今回はモーツァルト夫人の コンスタンツェ役。
そうは言っても、いろいろなコンスタンツェの顔があります。 結婚を前にして期待にワクワクしている普通の女の子、初夜を拒まれ続ける新妻、秘密を守り通さなきゃいけないながらも、モーツァルトの仕事を支えている相棒、外向きのお付き合いではモーツァルト夫人、お弟子さんのフランツに惹かれてしまう女、残された子供クサヴァを抱いて生きていく母。 ざっとこんなところかな。
私には、これだけの顔をちゃんと使い分けた芝居をやれてるところがスゴイと思えました。 特に、2幕ラストの、赤ちゃんを抱いて上手から出てくるときの顔は、母親のいい顔になってると思うんです。
それから、特に宮崎さんならではの芝居だとと思うのは、爆発するところの演技がちゃんとやれることだと思うんです。 今回のコンスタンツェでは、2幕で、モーツァルトが「面白いじゃないか〜」なんて他人事のように能天気なことほざいてるもんだから、「あなたは周りのみんなを犠牲にしてること分ってるの?私だってそう、私のどこが悪いのよ」って調子で、不満が一気に爆発します。 こういう芝居って、機関銃のように喋らなきゃいけないし、それでいて、滑舌悪いとその部分だけいかにも芝居してる感じになってしまって、現実に引き戻されます。 でも、その点、宮崎さんが切れる場面は見応えあるんです。 客席で、お客様が息を殺して、固唾をのんで成り行きを見守っている感じがします。 さすがです。 『ホーム』の幸枝を演じたときもそういう見どころがありました。 こういうところ、もうきっと、宮崎祥子さんの芝居の中で持ち味のひとつになってると思います。
そのほかの、タマネギ的見どころをちょっと書きましょうか。
タマネギ的に楽しかったのは、2幕、モーツァルトが『魔笛』のオファーを受けるところから、劇中劇の魔笛までかな。 オファーを受けるところの場面は、舞台の雰囲気だけをいうと、MMの『Money Money』に似てます。 このとき、ダンサーの衣装で舞台を所狭しとばかりに踊っている 北澤明奈さん から、もう目が話せませんでした。 うまく書けないけど、なんか引きつけられるんです。 私が見た1公演目では、北澤さんがグローブの陰に入ったりすると見失ってしまったのですけど、2公演目からは、北澤さんとってもな小柄なので、すぐ探しだせるようになりました。 もちろん、パパゲーナのダンスもキレイだったです。 北澤さんは、1幕で、ブレツナーから芝居の上演許可をもらう場面でも出てます。 このときは、ピンク色のレース地の衣装で、アラビア風踊り子をやってるんですが、このときの踊りも軽快でキレがあって、見ていて楽しいです。
魔笛の劇中劇のときは、齋藤 睦さんのパミーナのバレエも見ててうっとりします。 あ、客演の乾さんのダンスもいいですよ〜。
さて、この音楽座ミュージカル『21C:マドモアゼル・モーツァルト』の公演は、
東京公演は、6月23日(日)まで。 ちょうど、東京都は選挙の日です。 そのあと、
大阪公演 6月29日(土)・30日(日)
愛知公演 7月6日(土)・7日(日)
広島公演 7月13日(土)
ホームタウン公演 7月20日(土)・21日(日) 町田市 となってます。
公演パンフレットに、次回以降の上演作品が書いてありました。
2013年夏 『メトロに乗って』 デジタルシネマ版 新宿・ドリームホールで上演
2013年秋 『ラブ・レター』(新作) 浅田次郎さんの短編小説のミュージカル化
2014年春 『リトルプリンス』 ラボシアター公演(町田)
2014年夏 『泣かないで』 ホームタウン公演(町田)、愛知公演、東京公演、広島公演、大阪公演
こう並んでいると、私としては、高野菜々さん、宮崎祥子さんに続く、新しくヒロインをやれる女優さんが登場しそうで楽しみです。
2013年3月2日(土) 音楽座ミュージカル『七つの人形の恋物語U』
今日は、私の今年初観劇でした。 音楽座ミュージカルの『七つの人形の恋物語U』です。 音楽座ミュージカル/Rカンパニーの芹が谷スタジオまで行ってきました。
宇部産タマネギが応援している宮崎祥子さん は、今回は にんじん 役でした。 ムーシュ役は、高野菜々さんでした。
でも、菜々さんムーシュのセリフも歌も、耳から入るときは菜々さんの声ですけど、私の頭の中に入ってしまうと祥子さんムーシュの声で響くんです。 初演の『七つの人形の恋物語』を見て覚えているので。 脳内変換 ってやつですね(笑)。 だから、にんじんさんとムーシュと2倍楽しめたような気分です。
でも、「♪リンゴは今も〜」 とか、「♪ためらい、おののく、心の底に〜」は、やっぱり宮崎祥子さんの声がぴったりです。 だって、私の身体に刷り込まれてますもん。
上演時間は、休憩なしで90分ちょっとでした。 バリエテ劇場やジプシーたちの場面を思い切って省略してしまい、キャプテンとムーシュと人形たちのストーリーで再構成した物語ってところでした。 音楽座ミュージカルのもうひとつの命ともいうべき、生演奏は今回もちゃんとありました。
タマネギ的にピカ一だったのは、ジジをやっていた齋藤 睦(さいとう むつみ)さんでした。
宮崎祥子さんの出演リストも更新しました。 こちら です。
2012年12月9日(日) 音楽座ミュージカル「とってもゴースト」
今日は、久々に観劇に行ってきました。 音楽座ミュージカルの「とってもゴースト」、日程の都合がついたのは今日だけだったので、大阪公演を見て来ました。 もちろん、私こと、宇部産タマネギがずっと応援している宮崎祥子さんが出演しています。
見てて気づいたことを、ツラツラと。
オープニングはファッション・ショーのシーン。 ちょっと目の保養になりました(笑)。 音楽座ミュージカルの女優さんたちって、皆さんお背中がキレイです。
次は、レストランの窓に宮崎祥子さんが出てくる場面。 ここは、相方の服部光司(安中淳也さん)が社長をやってる時代なので、時間的にはいちばん後なんだろうな、とピンときました。 ちょうど、『オペラ座の怪人』が、オークションの場面で始まるみたいに。 そして、フィナーレでは、またこの場面に戻ってきて終わるんだろうな、と思いました。 おおもとの脚本を横山由和さんが手掛けた作品には、このパターンが多いと思ってます。
で、次が、ファッション・デザイナー、入江ユキ(宮崎祥子さん)のアトリエの場面。 アシスタントが何人もいるアトリエです。 まず思ったのは、髪型が似合わない!! 違和感たっぷりです(好みの問題もあるでしょうけど)。 髪型は、コシノジュンコさんのイメージをもらってるんでしょうかね。 髪型はともかく、横柄でワンマンで、嫌味たっぷりな感じの役は、宮崎祥子さんには初めての役だと思いますけど、演技っぽくなく、いい感じにやれてたと思います。
いちばん楽しかったのは、レストランの場面です。 相方の服部光司(安中淳也さん)と、由美(高野菜々さん)がレストランでお食事デートしてます。 テーブルをはさんで会話がはずむ2人。その隣りで、会話を全部聞いてるユキ。 ここでのユキ(宮崎祥子さん)は幽霊なので、テーブルの真横にいても、人間には見えないのです。 で、会話の一言ひとことを聞くたびに表情が変わる変わる。 ニコニコしたり、目を真ん丸くして驚いてみたり、優しい目線になってみたり、オバサンって言われて尖がってみたり。 これが、とってもかわいいんです。 以前の上演作品『マドモアゼル・モーツァルト』で、精霊スザンナをやったときも、同じように表情を楽しめる場面がありましたし、ずっと昔には、『夢から醒めた夢』のハンドベルの小人でもそうでした。 ずっと前から可愛いんです。
この作品、生身の人間が生きていて心を通わせ合えることことの安心感、それから、自分が必要とされていることの大事さ を描いていると思いました。 普通は、家でも職場でも、それぞれ家族や同僚がいて、ときには波風立つこともあるけど、ちゃんと会話ができて安心感がありますよね。 そこいくと、生の会話を避けて、バーチャルな世界に浸って時間を使ってしまうような時代になってるこれからって、どういう世の中になるんでしょ?
あ〜、久々に音楽座ミュージカルのネタで書けました。
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さてさて、公演プログラムに今後の作品の予告が載ってました。 見てビックリ。
2013年春 『七つの人形の恋物語U』 詳細は公式ホームページなどで後日発表。
2013年夏 『21C: マドモアゼル・モーツァルト』 6月 東京公演、大阪公演、7月 名古屋公演、広島公演、町田公演
2013年秋 新作公演を予定
七恋といえば、音楽座ミュージカルが世界で初めて、原作を舞台化した作品だったと思います。 初演(2008年)では、宮崎祥子さんが主役のムーシュをやりました。 今度は、異なるアプローチで創りあげた、新しい『七つの人形の恋物語』なんだそうです。 そういう意味で、『U』がついてるんですね。 私、再演を見てないんですけど、異なるアプローチで創りあげた、というくらいですから、今度のムーシュは、宮崎祥子さんではイメージ違うというくらい違う作品で、しかも、見てて分かりやすい作品にしてほしいです。
でも、6月から「21C:MM」が入ってるから、日程的に東京公演だけのような気がします。
「21CMM」も、楽しみです。 広島公演があるってことは、高野菜々さんがモーツァルトをやる一人になるんでしょうね、きっと。 宮崎祥子さんのコンスタンツェってのも面白いかも。
で、新作公演がどんどんずれ込んできてるから、新作を作るってのは大変なんですねー、と思います。
2012年10月28日(日) 「とってもゴースト」キャスト発表・・・ 宮崎祥子さん主役だぁ〜!!
昨日、音楽座ミュージカルから、次回公演『とってもゴースト』のキャスト発表がありました。
私こと、宇部産タマネギがずっと応援している 宮崎祥子さん は、今回 主役の 入江ユキ です。 しかも、シングルで。
その主役を、秋本みな子さん、浜崎真美さん、井田安寿さん の3人が揃って脇を固めてくれます。 (秋本みな子さんと、井田安寿さんは、元四季さんです。)
楽しみになってきました...でも、こうなると思ってなかったから、実は、チケット1枚しか取ってない(笑)。 嬉しいやら、困ったやらです。
2012年4月15日(日) 宮崎祥子さん情報
<追伸>
調子にのって、『宮崎祥子さん出演リスト』も更新しました。 こちら です。
劇団四季時代の出演リストもあります。 それは、こちら です。
<追伸終わり>
私こと、宇部産タマネギは、宮崎祥子さん(音楽座ミュージカル所属)を応援しています。音楽座ミュージカルの「シャボン玉とんだ 宇宙(ソラ)までとんだ」は、3月~4月は九州ツアーです。
今週の9日(月)~今日の15日(日)は、福岡市の ももちパレス で、福岡市民劇場さんが主催の公演でした。
宮崎祥子さんは、3月の小倉~4月7日の熊本公演までを主役の折口佳代役で出演しました。 そして、福岡公演以降は 和子役 で出演してます。
今日、福岡市民劇場のお仕事をされているお友達からメールを頂きました。 『福岡からキャストが変わったようで、祥子ちゃんお佳代は見られませんでした 残念!ですが、元気な和子ちゃんでしたよ!』 とのこと。 そう聞くと、私は宮崎さんの和子をまだ見たことないのですが、何となく目に浮かんできて、見たことあるような気さえします。
九州公演は25日(水)まで。 あと、長崎県、佐賀県方面かな? どうか最後まで元気で、そしてご無事で帰ってきてください。
2011年8月16日(火) 懐かしい一品
夏休みなので、暑い中ですが大片付けをやりました。 (引越しするわけじゃありませんけど。) そしたら、いろいろなモノが出てくる出てくる。 そして、こんな写真を見つけました。 宇部産タマネギがこよなく応援している宮崎祥子さんの、劇団四季時代のものです。
大阪四季劇場で、『マンマ・ミーア!』を上演中だった2006年の夏。 『宮崎しょうこ ソフィ』 と書いてあります。 劇場の壁に掛けてあった出演者のサイン入り色紙で、フレーム(枠)に入っているようです。 私自身はこれを見ておらず、お友達から写真を頂いたのでした。 改めてありがとうございました>お友達。
宮崎さんは、劇団四季在団中の最初の1年くらいが 「宮崎しょう子」 で、それ以降は 「宮崎しょうこ」 だったです。 音楽座ミュージカル/Rカンパニーに移ってからが 「宮崎祥子」 です。 さすがの私も、今はもう 「宮崎しょうこ」 より 「宮崎祥子」 のほうに慣れました。 それに、私が職場で使ってるPCは、 「証拠」 と書くつもりで 「しょうこ」 と入力すると、「祥子」って変換してくれます(笑)。 一瞬、アタマが仕事モードから抜けます。
今となっては、 劇団四季時代の宮崎しょうこさんをご覧になったことなくて、今の彼女を応援してくださってる方も増えてきたのでしょうね。
2011年7月3日(日) 音楽座ミュージカル「リトルプリンス2011」キャスト情報
ミュージカル俳優 宮崎祥子さん をこよなく応援している宇部産タマネギです。
音楽座ミュージカルから、「リトルプリンス2011」のホームタウン公演(町田)のキャストについて公式Webサイトにお知らせが出ました。 こちら です。 ホームタウン公演は、7月7日(木)と8日(金)の2日間です。
(ホームタウン公演が終わると、この記事は消えてしまうと思うので、全文をここに引用しておきます。)
【「リトルプリンス2011~星の王子さま~」ホームタウン公演キャスト変更のお知らせ】
東京公演中に怪我をした、赤組・王子役の宮崎祥子が現在も療養中のため、ホームタウン公演につきましても、赤組、青組を通して、王子役を高野菜々、花役を井田安寿がつとめます。ご了承ください。
(引用ここまで)
「リトルプリンス2011」は、来週のホームタウン公演が千秋楽です。 ご出演なしになってしまったことは残念ですが、秋に上演される次の作品もあることですし、無理をしないで完全に治して、そしてまた元気な姿を舞台で拝見できる日を楽しみに待ちます。
2011年6月20日(月) 音楽座ミュージカル「リトルプリンス2011」キャスト情報
ミュージカル俳優 宮崎祥子さん をこよなく応援している宇部産タマネギです。
音楽座ミュージカルから、公式Webサイトにお知らせが出ました。 こちら です。
(大阪公演が終わると、この記事は消えてしまうと思うので、全文をここに引用しておきます。)
【「リトルプリンス2011~星の王子さま~」大阪公演キャスト変更のお知らせ】
『大阪公演のキャスト変更をお知らせします。東京公演中に、赤組の王子役である宮崎祥子が怪我をし、現在も療養中のため、大阪公演は赤組、青組を通して、王子役を高野菜々、花役を井田安寿がつとめます。ホームタウン公演につきましては、またあらためて発表いたします。ご了承ください。 』
音楽座ミュージカル「リトルプリンス2011」は、今週末の土曜日、日曜日は大阪公演が行われます。 その王子役は、土曜日、日曜日のどちらも、高野菜々(こうの なな)さんが務めるとのことです。 もうひとりの王子役である 宮崎祥子 さんは、 怪我の療養のため大阪公演での出演はありません。
ホームタウン公演(町田市、7月7日木曜、8日金曜)を楽しみに待ちます。
東京公演で宮崎祥子さんに何かあったかについては、私のブログ記事をご参照ください。
東京公演初日(5月31日)の記事、 2日目(6月1日)の記事、劇団からの出演予定キャスト変更の記事(6月3日) などです。
2011年6月10日(金) 音楽座ミュージカル「リトルプリンス2011」舞台写真第2弾
明日が前楽の、音楽座ミュージカル「リトルプリンス2011」東京公演。 私にとっては、My楽なので張り切って出掛けます。
先日、音楽座ミュージカルの公式ブログ「R’s blog」に舞台写真が載ったので喜んでいたら、さっそく第2弾が出ました。 こちら 「ただいま公演中part2」 です。
嬉しいな~、宮崎祥子さんの王子も写っています。 1枚目~3枚目が宮崎祥子さん王子です。
2枚目は、高野菜々さんの「花」です。 なので、今回の東京公演ではちょっとレアな写真。 王子が花から、「行くのなら早く行って」と言われてしまい、思いっきり後ろ髪引かれながら「サヨナラ」と言い残して去っていく場面。 東京公演初日の撮影ですね、これは。
6枚目は、これ、すごくいい写真です、ナイスショット! 今回公演で初めて組み込まれた ♪羊がほしい のナンバーの場面。 写真がちょっと傾いているのは、わざとなんでしょうね笑。 王子は、高野菜々さん。 後ろにいる三人のヒツジは、 左から、大川麻里江さん、富永友紀さん(王子のうしろなので、お顔は写ってません)、そして上坂琴乃さんです。 麻里江さん、しっかりカメラ目線なのがサスガです笑。
2011年6月8日(水) 音楽座ミュージカル「リトルプリンス2011」舞台映像 ほか
ミュージカル俳優 宮崎祥子さん をこよなく応援している 宇部産タマネギです。
音楽座ミュージカルの公式ブログ「R’s blog」 に、ただいま東京公演の最中である 「リトルプリンス2011」 の舞台画像が upload されました。 「こちら舞台映像をアップしました」 です。
3分あまりの動画です。 全編を通してバックで流れているナンバーは、 ♪アストラル・ジャーニー です。 この動画の中には、宮崎祥子さんの王子と、高野菜々さんの王子がどちらも写っており、♪アストラル・ジャーニー の歌と合っているところは、高野菜々さんの王子のようですが、 差し込みの次の箇所は、宮崎祥子さんの王子だと思います。
0分38秒 呑み助(広田勇二さん)との場面
0分46秒 実業家(新木啓介さん)との場面
1分19行 サークルの上
2分08秒 花(井田安寿さん)に水をあげる場面
2分45秒 自分の星を指差す場面
1公演と1幕しか出演できなかったのに、動画を残してくださってありがとう。涙、涙です。 >音楽座ミュージカルさま。
「ただいま公演中」 という記事には、舞台写真が何枚か載っています。 上から、3枚目、5枚目、6枚目は、宮崎祥子さんの王子ですね。 7枚目でヘビのダンスを見ている場面の左はしのほうに半分くらい写っているのも、宮崎祥子さんの王子です。 9枚目は、高野菜々さんの王子です。
2011年6月3日(金) 音楽座ミュージカル「リトルプリンス2011」東京公演 キャスト情報
今日の夕方、東京公演の出演予定キャストについて、音楽座ミュージカルから新しいアナウンスが出ました。 くわしくは、公式Webサイトの こちら をどうぞ。
東京公演はまだ続いていますが、療養のため宮崎祥子さんの出演はありません。 大阪公演、ホームタウン公演(町田)については、改めて発表とのことです。
宮崎祥子さんの代わりに、ダブルキャストの王子である高野菜々さんが全部の公演で頑張っています。 公演だけでなく、盛りだくさんのイベント類もありますし。 私は、残りの手持ちチケットで、しっかり高野さん王子の「リトルプリンス2011」を観に行きます。
<追記> いつものように、「リトルプリンス2011」キャスト表を作り始めました。 こんな感じ です。 飛行士は、事前に発表されているから分かるけど、それ以外の枠は、劇場へ行かないとわかりません。
もし、観劇された日には、ロビーの客席と同じ階に置いてあるキャストボードをデジカメでパチリして、宇部産タマネギにお送りください。こんな感じの写真でOKです。 左半分の女性キャストと、右半分の男性キャストを分けて2枚にしたほうが撮りやすい(私も見やすい)かもしれません。 よろしくお願いします。 <追記終わり>
2011年6月1日(水) 「リトルプリンス2011」2日目 2幕からキャストチェンジ の段
いろいろなことがあるものです。
今夜も、音楽座ミュージカル「リトルプリンス2011」東京公演を観てました。 そしたら、
昨日が初日で今夜はまだ2日目。 キャストは昨日と同じなのに、1幕で細かいところが違うんです。 何かヘンだな〜、という気はしました。 昨日と今日とでイチバン違ったのは、1幕最後のナンバー ♪アストラル・ジャーニー で、宮崎祥子さんの王子が踊らなかったことです。 サークルの中央に登ったままで、下に降りてきて渡り鳥たちと踊らないんです。 私は、昨日の記事で、まぶしいこと、誇らしいこと と書いた場です。 なので今日もこのナンバー、楽しみだったのですが。 (なんでこんな風に変えたんだろう?何か、映像収録のための事前確認でもやってるのかな?) と思いました。
1幕が終わった直後、突然下手袖に、音楽座ミュージカルの石川聖子さんがマイクを持って登場。 うろ覚えですが、アナウンスの要点はこういうことだったと思います。
『王子役の宮崎祥子が負傷しまして、1幕では階段の上り下りやダンスができませんでした。 大変申し訳ございません。 2幕では、王子役は高野菜々、花役は井田安寿に交代させていただきます。 楽しみにして下さっていたお客様には大変申し訳ございませんが、精一杯やらせていただきますので、どうぞ引き続きご観劇ください。』
その後は、つつがなく2幕の舞台が進行。 はからずも、高野菜々さんの王子を今日観ちゃいましたので、1日で両方の王子を観ることができました。
終演後、劇場ロビーに置いてあるキャストボードには、このようなキャストチェンジのお知らせ貼り紙がしてありました。
「本日一幕上演中に、王子役の宮崎祥子(赤組)が左足の肉離れを起こし、急遽二幕からはダブルキャストの高野菜々(青組)が王子役を、井田安寿(青組)が花役を、佐久間智恵(青組)が渡り鳥役を務めました。」
私としては、東京公演は思い切って休んでしっかり治療して、キッチリ治してからまた元気な王子の姿でお目に掛かりたいです。 私の大事なお姫様ですから。
<追記> 夜11時半過ぎに見ましたら、音楽座ミュージカルの公式Webサイトにもお知らせが出ました。 明後日以降のキャスティングは、改めて発表するとのことです。 <追記終わり>
2011年5月31日(火) 音楽座ミュージカル「リトルプリンス2011」初日
宇部産タマネギがこよなく応援している 宮崎祥子さん が出演する 音楽座ミュージカル「リトルプリンス2011」、今日が東京公演の初日でした。 もちろん、さっそく行ってきました。
演技くさくない芝居ができる宮崎祥子さんらしい、王子を作り上げていました。 前回公演(2008年)では、野田久美子さんが「正」の王子でしたし、後から完成した宮崎祥子さんの王子はどうしたって「2番手」王子だったのですが、今では堂々と初日の主役を任せてもらえる王子でした。
砂漠の山の向こうから登場した王子。 (あれ、宮崎さん背が伸びたかな?)と一瞬思いました。 いえいえ、きっと痩せたせいですね。 (もう、背が伸びる歳じゃないですから、笑)。
前回公演でもそうだったんですが、いいな〜いいな〜 と思ったナンバーは
♪どんなに遠くへ行きたくても〜 天衣無縫さたっぷりで、通りのいい、透き通ったこの声が大好きです。
♪砂漠はきれい これも正確な音程と、「さ」「ば」「く」「は」 って一音一音の歯切れの良さにドキッとさせられます。
花と仲たがいしてしまい、売り言葉に買い言葉みたいになってしまって、旅に出ることを決めた王子。 柵とパラソルを片づけて、肩と背中を震わせながら、メいっぱい後ろ髪引かれつつサークルの階段を上っていく王子の姿、これ見事です。
♪アストラル・ジャーニー のナンバーでは、渡り鳥たちと一緒に、王子は中央で踊ります。 王子には明るくて白い照明が降っています。 このときの祥子さん王子が、私にはまぶしいこと、そして誇らしいこと。 (この人を応援してきてよかった)と思える瞬間です。
今回、演目タイトルが「リトルプリンス2011」というタイトルになっているのですが、正直なところ、「2011」と付けるほど内容は変わっていなくて、ストーリーは前回公演とほとんど同じでした。 例えば、
1幕で、王子と花、飛行士と彼女を重ねて、大事なことに気がつかなかったり、本当は大切に思っているんだけど気持ちが繋がらないスレ違いを描写している一連の場面もそのままでした。
劇場設備の都合なのか、王子の体調の都合なのか、前回公演ではあった1幕での王子のフライングがありませんでした。
1幕冒頭で、さっそくヘビくんが登場したり、羊の絵を描いてくれよ の場面でヒツジさんが現れたりするところは今回のNewでした。 3人のヒツジさんは、大川麻里江さん、兼崎ひろみさん、上坂琴乃さんの3人だったと思うのですが、合ってますか?>識者のかた。
<追記6/1> 大川麻里江さん、富永友紀さん、上坂琴乃さんの3人でした。<追記終わり>
今回の公演では、2幕の最後というかカーテンコールの一部に、王子が自分の星に戻って花と再会した場面をちゃんと取り入れているのはよかったです。
やっぱり、応援している俳優さんを舞台で観られるのは幸せです。 楽日までの当分の間、劇場通いすることになりそうです。 もちろん、宮崎祥子さん王子の日が中心ですが、もう一人の王子である高野菜々さんの日も見る予定です。 私にも、王子の笑い声をプレゼントしてほしいな。
いつもの音楽座ミュージカルの公演ですと、カーテンコールのあと、オケピの周りにお客さんたちが集まり、エンディングテーマの演奏が終わるとみんなで拍手してお開きになるのです。 でも、今回の公演ではオケピを使いません。 キーボード2台(高田 浩さん、Ayaeさん)は舞台袖で演奏しています。 なので、いつものような、お開き拍手がありませんでした。
今回の公演では、キャストが赤組と青組に分かれています。 メイン4役は香盤が発表になっていますが、それ以外の出演者か代わるのかも。 もし、劇場に行かれたら、こんな感じでキャストボードの写真を撮って宇部産タマネギに送ってくださると嬉しいです。 いつものスタルでキャスト表を作りますので。
無料配布の公演プログラムの巻末のほうに、今後の公演予定が載っています。 それによると、
1) まず、2011年秋 新作の公演があるようです。
東京公演 2011年10月29日(土)〜11月6日(日) 青山劇場 大阪公演 2011年11月12日(土)、13日(日) イオン化粧品シアターBRAVA!
2) 次に、2012年の予定は、「シャボン玉飛んだ宇宙(ソラ)までとんだ」 の再演で
この公演は、各地の演劇鑑賞会の例会公演として、半年間にわたるツアーになるようです。
ホームタウン公演(町田) 2012年1月
演劇鑑賞会例会 2012年1月〜4月 北海道演劇鑑賞会(2月) 九州演劇鑑賞会(3月、4月) 横浜演劇鑑賞会(5月)
東京公演 2012年6月 ル・テアトル銀座 by PARCO
2011年2月5日(土) 音楽座ミュージカル「ホーム」相模大野公演
今日は、音楽座ミュージカルの「ホーム」の相模大野公演を観てきました。 一般のお客さんが入場できる一般公演は今日が最後ですので、見納めのつもりでしっかり観てきました。 もちろん、私(宇部産タマネギ)が応援している宮崎祥子さんが幸枝(さちえ)役で出演しています。
今日の『ホーム』は、いずみ先生をお演りになった秋本みな子さんの歌が素晴らしく、千秋楽らしい舞台だったと思います。
まず、今日も、「も」です、開演前から客席に宮崎祥子さんの声が響き渡りました。(ちょっと大袈裟)。と言っても、開演前に前座で余興をやったわけではないです。 どの劇場でもいつも流れる、 「間もなく開演でございます。お早目にお席にお着きください。」「上演中は、演出効果のため、誘導灯を云々...」というあの場内アナウンスです。 今回の『ホーム』では、 12月の池袋も、1月のシアターBRAVA!(大阪)も、そして今夜の相模大野も、どこでも宮崎祥子さんの声のアナウンスでした。
さて、幕が上がって最初の、オリジンたちが踊っている「♪ホーム」の場面。 大阪公演までと今日とでは、オリジンたちの立ち位置がちょっと変わっていたと思います。 舞台の前のほうで、一列に並んで踊るオリジンが多くなっていました。 グリーンホール相模大野は、間口が広いからかな? でも、宮崎オリジンのこの場面でのお役目は今までどおり。 1テーマ踊ったら上手に掃けて、袖から階段を引張り出してきてセットするんです。 ストッパー掛けて、しっかり固定できているか確かめて、3テーマ目からまた踊ります。
宮崎祥子さんの幸枝は、病室とかオーストラリアへの出張の話とかで、夫(徹、渡辺修也さん)との不仲な感じを出すのが絶妙です。 いい味出てます。 演技派っ! A型とO型の親の間にB型の子は生まれないのクダリで、声も出せずに泣き崩れるところも。
広子が生まれたあと、小学校4年生までの10年間をタイムスリップする場面があります。 こういう、スピリチュアルな場面はオリジンの出番なわけで。 宮崎オリジンもこの場面でまた出てきます。 おばあちゃん(清田和美さん)が、懐かしい昭和の芸を連発するのですけど、その脇を通り過ぎていくときの宮崎オリジンは、とっても優しいニコニコ笑顔で通り過ぎて行くんです。 今回、上手席に座ることが多かったので、その場面、よく見えました。 そうそう、宮崎オリジンといえば、オリジンたちが歩くとき、後ろに残る脚をつま先スリ足で、前に出る脚はピンとまっすぐハネて歩くんですが、宮崎オリジンの歩き方がとってもキレイだった。
宮崎祥子さんが舞台にいないときは、まぁ、そういうときは他の人をゆっくり観てます。 学生運動の場面だったら、上手奥で踊ってる大川麻里江さんを見てることが多かったな。 自然に目が行くんです。 オーラが他の人と違う。 大川さんは大阪公演では出演されなかったけど、代わりに同じ枠に入った高瀬 悠(たかせ はるか)さんのダンスも、同じ雰囲気のダンスでした。
2幕の冒頭、結婚式の場面。
私、実は、2幕の冒頭に結婚式の場面が割り込んできている理由が、いまだにどうしてもわからないんですけど。 ま、それはそれで置いといて。
今日の相模大野公演では、 大川麻里江さんのウェディングドレスがピンク(ベージュかな?)だったですけど、前からピンクだった? 青かったような。 でも、ピンクのウェディングドレスもキレイでした。
私、細かいところまで作り手の気配りが行き届いているな~ って感じられる作品が好きです。 たとえば、『ホーム』の中で出てきた、羽田空港と成田空港っていう言葉。 ある程度の年月生きていれば(中年ってこと?)、そういえば、昔は成田なんか無かったよな~、とかその一言だけで一瞬でいろいろなことを思い出しますよね。
それから、電話を掛けるシーンが2回出てきます。 携帯どころか、ISDN公衆電話だってまだない時代です。 お家の中は黒電話、外ではピンク電話、懐かし~。 で、哲郎は、ちゃんとダイヤルを7ケタで回してました。 昔は、東京の市内局番が3ケタだったからね。
田島(新木啓介さん)といずみ(秋本みな子さん)の二人の会話の中に出てくる、「学生運動やってたから」という台詞。 これも、昭和の時代にあったイロイロなことを思い出させてくれます。
学生運動と言えば。 12月の東京公演は池袋の劇場だったので、高校生や予備校生らしきお客さんも客席に沢山いました。 幕間に、そんな感じの女の子たちのおしゃべりが聞こえてきて、「 ワンポって何? ワンポイント?」 私、ずっこけそうでした。 「安保」って言葉知らないんだ。 私だって直接関わったわけじゃないけど。 そりゃ、平成生まれじゃ知らんわな。 当然、「ちょっとだけよ」もご存じないでしょうね(笑)。
さて、キャスト表も、東京公演、大阪公演、相模大野公演の分が1ページで完成しました。 興味がおありの方はどうぞ。 こちらです。 宮崎祥子さんの出演一覧表もアップデートしました。 こちらです。
『ホーム』、終わってしまった~。 でも、カンパニーの皆さんは2月いっぱい旅公演が続くんだそうです。 先日は、愛媛県で吹雪にあったとか。 今年は、西日本が寒いからね。 どうか、元気で帰ってきてください。 次の『リトルプリンス2011』も楽しみにしています。