2013年6月16日(日) 音楽座ミュージカル『21C:マドモアゼル モーツァルト』

6月14日(金)、音楽座ミュージカル 『21C: マドモアゼル モーツァルト』 の東京公演が初日でした。 さっそく、その初日から見て来ました。 池袋の、新しくなった東京芸術劇場に行ったのは初めてです。

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内容は、正直、難しかったです。 音楽座ミュージカルの『マドモアゼル モーツァルト』は、2バージョンありまして、今回の公演は 『21C:』 が頭につくほうの『21C: マドモアゼル モーツァルト』。 つかない『マドモアゼル モーツァルト』もあります。 この2つは、原作は同じですが、中身は別物です。 似ている台詞はありますが、歌はまるで違います。 登場人物も共通している人物が多いですが、片方にしか登場しない人物もいます。

さて、私自身は『21C:』でないほうの『マドモアゼル モーツァルト』を何年か前に見ているので、今回の話の流れはわかりますし、劇中劇が多いことにも私はついていけてるつもり。  余談ですけど、劇中劇のことを言うなら、『オペラ座の怪人』より多いかな。 

話を元に戻して、公演パンフレットは、とっても便利な参考書です。 でも、説明があれこれ書いてるんですが、とても頭に入りきらないです。 あるいは、読まないでいきなり舞台を見た方はきっと頭の中がスパゲッティ状態だと思います。 実際、1幕が終わったあとの休憩では、客席でパンフレットを開いている方が多かったです。

私が思うには、今回の作品、モーツァルトの物語の上に、音楽座ミュージカルがかぶせたかった「主題」みたいなものがあるんです。そのせいで難しくなってると思います。 公演パンフレットには、「普遍的無意識」というキーワードが書いてあって、それを表現しているらしい演出も随所に出てくるんですが、私にはそのキーワードはちょっとピンを来ませんでした。 私が私なりに受け取った主題というかメッセージを言葉にするなら、「この世に生を受けた使命」、 「自分にやれることは何か、それをしっかり次の世代に伝承しよう」 こんなところです。 

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さて、私こと、宇部産タマネギがずっと応援している宮崎祥子さん今回はモーツァルト夫人の コンスタンツェ役。 

そうは言っても、いろいろなコンスタンツェの顔があります。 結婚を前にして期待にワクワクしている普通の女の子、初夜を拒まれ続ける新妻、秘密を守り通さなきゃいけないながらも、モーツァルトの仕事を支えている相棒、外向きのお付き合いではモーツァルト夫人、お弟子さんのフランツに惹かれてしまう女、残された子供クサヴァを抱いて生きていく母。 ざっとこんなところかな。 

私には、これだけの顔をちゃんと使い分けた芝居をやれてるところがスゴイと思えました。 特に、2幕ラストの、赤ちゃんを抱いて上手から出てくるときの顔は、母親のいい顔になってると思うんです。 

それから、特に宮崎さんならではの芝居だとと思うのは、爆発するところの演技がちゃんとやれることだと思うんです。 今回のコンスタンツェでは、2幕で、モーツァルトが「面白いじゃないか〜」なんて他人事のように能天気なことほざいてるもんだから、「あなたは周りのみんなを犠牲にしてること分ってるの?私だってそう、私のどこが悪いのよ」って調子で、不満が一気に爆発します。 こういう芝居って、機関銃のように喋らなきゃいけないし、それでいて、滑舌悪いとその部分だけいかにも芝居してる感じになってしまって、現実に引き戻されます。  でも、その点、宮崎さんが切れる場面は見応えあるんです。 客席で、お客様が息を殺して、固唾をのんで成り行きを見守っている感じがします。 さすがです。 『ホーム』の幸枝を演じたときもそういう見どころがありました。 こういうところ、もうきっと、宮崎祥子さんの芝居の中で持ち味のひとつになってると思います。 

そのほかの、タマネギ的見どころをちょっと書きましょうか。

タマネギ的に楽しかったのは、2幕、モーツァルトが『魔笛』のオファーを受けるところから、劇中劇の魔笛までかな。 オファーを受けるところの場面は、舞台の雰囲気だけをいうと、MMの『Money Money』に似てます。 このとき、ダンサーの衣装で舞台を所狭しとばかりに踊っている 北澤明奈さん から、もう目が話せませんでした。 うまく書けないけど、なんか引きつけられるんです。 私が見た1公演目では、北澤さんがグローブの陰に入ったりすると見失ってしまったのですけど、2公演目からは、北澤さんとってもな小柄なので、すぐ探しだせるようになりました。 もちろん、パパゲーナのダンスもキレイだったです。 北澤さんは、1幕で、ブレツナーから芝居の上演許可をもらう場面でも出てます。 このときは、ピンク色のレース地の衣装で、アラビア風踊り子をやってるんですが、このときの踊りも軽快でキレがあって、見ていて楽しいです。

魔笛の劇中劇のときは、齋藤 睦さんのパミーナのバレエも見ててうっとりします。 あ、客演の乾さんのダンスもいいですよ〜。

さて、この音楽座ミュージカル『21C:マドモアゼル・モーツァルト』の公演は、

東京公演は、6月23日(日)まで。 ちょうど、東京都は選挙の日です。 そのあと、
大阪公演   6月29日(土)・30日(日)
愛知公演   7月6日(土)・7日(日)
広島公演   7月13日(土)
ホームタウン公演 7月20日(土)・21日(日) 町田市   となってます。

公演パンフレットに、次回以降の上演作品が書いてありました。

2013年夏 『メトロに乗って』  デジタルシネマ版 新宿・ドリームホールで上演
2013年秋 『ラブ・レター』(新作)   浅田次郎さんの短編小説のミュージカル化
2014年春 『リトルプリンス』  ラボシアター公演(町田)
2014年夏 『泣かないで』  ホームタウン公演(町田)、愛知公演、東京公演、広島公演、大阪公演

こう並んでいると、私としては、高野菜々さん、宮崎祥子さんに続く、新しくヒロインをやれる女優さんが登場しそうで楽しみです。

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posted by 宇部産タマネギ at 11:35 | Comment(0) | 宮崎祥子 |
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