2014年12月21日(日) 音楽座ミュージカル「メトロに乗って」 大阪公演

宇部産タマネギです。 1泊2日で大阪遠征してきました。 音楽座ミュージカル「メトロに乗って」です。 

モチロン、宇部産タマネギのお姫様である 宮崎祥子さん がご出演だったからです。 10月から始まった公演でしたが、この土曜と日曜の大阪公演(計3公演)で大千秋楽でした。

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場所は、大阪城近くの「シアターBRAVA!」 です。 『ライオンキング』大阪公演の初演をやった劇場なので、何度となく足を運んだ方も多いのではないでしょうか。 

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最初の写真はロビーの様子、2つ目の写真は、2階にある上手と下手をつなぐ連絡通路みたいなところです。 昔はもっと広かったような気がするけど、って感じもします。

以下、本編をご覧になってない方には、さっぱり分からないと思うのですけどご容赦ください。

今回の宮崎祥子さん は、貞子(さだこ)という役でした。 とうとう70歳のおばあちゃんの役です。 でも、見た目や声はしっかり70歳に見えました。 そうは言っても、40歳くらいの場面もありました。 40歳でも70歳でも同じように着物を着てるんですが、 腰の曲がり具合が違います。 70歳では身体が2つに折れてて、自力では歩けそうにない感じですけど、40歳では背筋をほぼまっすぐにして、きっちり40歳と70歳を演じわけて登場されてました。

若い貞子も出てきました。 終戦直前の頃の、20歳くらいですかね。 赤紙が来て入営する若者のために、街で手ぬぐい(?)に千人針をお願いする女工さん役でした。 長い黒髪を三つ編みにして、もんぺみたいなのはいて、多分、ノーメークに近いお顔だったと思います。 でも、その貞子が送る若者は、貞子と同じ工場で働いていた職工さんというだけではなくて、 実は貞子が思いを寄せていた若者なんですよね。  ♪無事に帰って と歌っておりました。

電話の声だけで出演するところもありました。 その場面は、(この婆さんにそんな過去があったとは)と思わせる意外さと、登場人物たちと観客が知らなければならない、地下鉄事故の本当の原因に一気に導く、鋭さが大事な役どころでした。  複雑な人物相関の、影の原因のひとつを作ってた人物だったんです。  

場面はもっと前のほうに戻りますけど、 「冷たい手..... 寒かったろう」 の場面では、セリフの行間に、息子に向かって心の中で一生懸命詫びていることが背中からよく伝わってきました。

それから、貞子ではない役もありました。 終戦後の闇市の場面です。 これはちょっと気がつかない方が多いと思います。 ナンバーで言うと、♪お見知りおきを〜マーケット の場面だと思うのですが、 上手の高いところで、丸いレンズのサングラス掛けて、一人で洗濯ものを干しながら踊ってる闇市ピープルも宮崎祥子さん でした。

ここからは、宮崎祥子さん から離れて、作品のことについて。

音楽座ミュージカル『メトロに乗って』は、オモテ向き、主人公は 信次(広田勇二さん) だと思います。 でも、進行係というか、客席を違和感なく物語りの世界に導く役目は 軽部みち子(客演の美羽あさひさん) のように思います。 ?「昨日のこと、調べてみましょうよ。あの、運転手さん」 この一言がなかったら、始まりません。 そして、地下鉄事故の本当の原因にたどり着いたあとで、それで終わってもよさそうなものですけど、終着駅まで2人が足を運んだのも みち子 です。 肝心なところで場面をつなぐのはみち子だったと思います。

今回、一番泣かされたのは、そのみち子役をおやりになった、客演の美羽あさひさん。 意外な真実を知ったときに、口が開いたままで固まってしまったり、声を押し殺して泣いている場面など、 本当にご本人の身の上に起こった出来事のようでした。

それから、 私、この作品は、以前に デジタルシネマ版の『メトロに乗って』ができたときに、有楽町の劇場で見たことがありました。 そのときは、みち子の 「お母さんとあの人と、はかりにかけてもいいですか?」 という言葉の意味がよく分からず、そのままになっていました。 でも、今回、ようやくちゃんとわかったと思います。 母親は、「好きになった人を幸せにしておやり。 親というものはね、自分の幸せを子どもに託したりはしないものよ」 そんな風に答えます。 それは、みち子自身がたどり着いていた答えと同じなんですが、「あの人を幸せにする」ということは、自らの命を絶つ、ということだったんです。

音楽座ミュージカル『メトロに乗って』、 原作と台本がしっかりしてるんだな、と思います。 だから、物語の中で時代が行ったりきたりして、そうしてながら、あちらこちらに、いろいろな謎解きのタネが埋め込まれていきます。 そういう準備があるから、2幕で一気にいろいろなことが明らかになっても、明らかになるたびに話がつながっていきます。 ちゃんと書けてない本では、ついていけなくなって、モヤモヤ感がどんどん膨らむのでしょう。  子供を連れて、コナンの映画を見にいくことがありますが、 私、後半の謎解きについていけません。 「それは主人公だから知ってるんちゃうの?」 と突っ込みいれたくなることしばしばです(笑)。

最後にオマケです。 マチソワ間にぶらぶらしていたら、シアターBRAVA!の2つ隣のビルの中で、クリスマスコンサートをやっていました。?2階から見た写真です。 左半分が演奏者側、右半分がお客さん側です。  演奏者のみなさん全員がサンタクロースの衣装なんです。 圧巻でした。 さすが大阪?

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posted by 宇部産タマネギ at 23:25 | 宮崎祥子 |